地球物理学者で、日本におけるプレートテクトニクス研究の第一人者として知られる上田誠也(うえだ・せいや)東京大名誉教授が1月19日、老衰のため東京都内の自宅で死去した。93歳だった。東京都出身。 1952年東大理学部卒。東大助手、助教授を経て、69年に東大地震研究所教授。定年退官後の90年に東海大教授、96年から理化学研究所グループディレクター、日本学士院会員。 地球の表面を覆う十数枚の岩盤(プレート)が移動することで地震や火山活動が起きるとするプレートテクトニクス研究に早期から取り組み、数々の研究成果を挙げるとともに、一般向け著書などで世に広めた。 退官後は、大地震の前兆現象とされる地電流や地磁気の変化などに着目する「地震予知学」を提唱。研究を進めていた。写真は2013年8月撮影 【時事通信社】
2023.10.03
人物・歴史
【追悼】2023 (135/141)
地球物理学者で、日本におけるプレートテクトニクス研究の第一人者として知られる上田誠也(うえだ・せいや)東京大名誉教授が1月19日、老衰のため東京都内の自宅で死去した。93歳だった。東京都出身。 1952年東大理学部卒。東大助手、助教授を経て、69年に東大地震研究所教授。定年退官後の90年に東海大教授、96年から理化学研究所グループディレクター、日本学士院会員。 地球の表面を覆う十数枚の岩盤(プレート)が移動することで地震や火山活動が起きるとするプレートテクトニクス研究に早期から取り組み、数々の研究成果を挙げるとともに、一般向け著書などで世に広めた。 退官後は、大地震の前兆現象とされる地電流や地磁気の変化などに着目する「地震予知学」を提唱。研究を進めていた。写真は2013年8月撮影 【時事通信社】