【追悼】2023 (119/141)

プロ野球の近鉄やヤクルトなどで投手として活躍した入来智(いりき・さとし)さんが2月10日、宮崎県都城市で交通事故に遭い、重症頭部外傷のため死去した。55歳だった。同市出身。 県警都城署によると10日午後9時50分ごろ、都城市内で入来さんが運転していた軽自動車と普通乗用車が出合い頭に衝突。病院に搬送されたが、約2時間後に死亡が確認された。 入来さんは鹿児島実高、三菱自動車水島を経て、ドラフト6位で1990年に近鉄入団。広島や巨人にも在籍し、ヤクルトで2001年に10勝を挙げて日本一に貢献した。02年に退団後は韓国などでプレーした。 弟の祐作さんも元プロ野球選手で、現在はオリックス投手コーチ。01年には兄弟そろってオールスター戦に出場するなど話題を集めた。 写真はプロ野球日本シリーズ第3戦・ヤクルト−近鉄で勝利投手となり、喜ぶヤクルトの入来智投手(01年10月23日、東京・神宮) 【時事通信社】