【追悼】2023 (31/141)

プロ野球中日の元外野手で、監督も務めた中利夫(なか・としお)さんが10月10日、誤嚥(ごえん)性肺炎のため名古屋市の病院で死去した。87歳だった。群馬県出身。 1955年に群馬・前橋高から中日に入団し、俊足の外野手として活躍。高木守道と1、2番コンビを組み、60年に盗塁王、67年に首位打者を獲得した。通算81三塁打はセ・リーグ記録。守備範囲が広く、リーグ記録のシーズン350刺殺を2度マークしている。 72年限りで引退。通算1877試合、打率2割7分7厘、139本塁打、541打点、347盗塁の成績を残した。 78年から3年間中日の監督を務めたほか、広島でも2軍監督などを歴任。「暁生」「登志雄」など、登録名を何度も変えた。写真は79年2月撮影。 【時事通信社】