1968年メキシコ五輪の陸上男子走り高跳び金メダリスト、ディック・フォスベリー氏(米国)が3月12日に死去した。代理人が明らかにした。76歳だった。悪性リンパ腫で闘病していたという。 メキシコ五輪の当時は体の前面でバーを巻き込むように跳ぶ「ベリーロール」が全盛だったが、フォスベリー氏は自ら編み出した「背面跳び」を披露し、五輪新記録となる2メートル24で優勝。常識を覆す革新的な跳躍法は「フォスベリー・フロップ」の名で世界中に広まり、現在では主流となっている。 AFP通信によると、フォスベリー氏は生前、「競技を変えようとしたわけではない。金メダルを取った後、1人か2人は使い始めるだろうと思っていたが、それが普遍的な技術になるとは考えてもみなかった」と語っていた。 写真は1968年10月のメキシコ五輪で金メダルに輝いたフォスベリー氏の跳躍 【AFP時事】
2023.10.03
人物・歴史
【追悼】2023 (101/141)
1968年メキシコ五輪の陸上男子走り高跳び金メダリスト、ディック・フォスベリー氏(米国)が3月12日に死去した。代理人が明らかにした。76歳だった。悪性リンパ腫で闘病していたという。 メキシコ五輪の当時は体の前面でバーを巻き込むように跳ぶ「ベリーロール」が全盛だったが、フォスベリー氏は自ら編み出した「背面跳び」を披露し、五輪新記録となる2メートル24で優勝。常識を覆す革新的な跳躍法は「フォスベリー・フロップ」の名で世界中に広まり、現在では主流となっている。 AFP通信によると、フォスベリー氏は生前、「競技を変えようとしたわけではない。金メダルを取った後、1人か2人は使い始めるだろうと思っていたが、それが普遍的な技術になるとは考えてもみなかった」と語っていた。 写真は1968年10月のメキシコ五輪で金メダルに輝いたフォスベリー氏の跳躍 【AFP時事】