【追悼】2023 (132/141)

プロ野球歴代3位の567本塁打を放ち、40歳で本塁打王になった門田博光(かどた・ひろみつ)さんが死去したことが1月24日、分かった。74歳だった。 山口県生まれで奈良県育ち。天理高からクラレ岡山を経てドラフト2位で1970年南海入り。2年目に打点王を獲得した。王貞治を参考にした一本足打法を習得。本塁打にこだわる強振を最後まで貫き通した。 79年の右アキレスけん断裂を乗り越え、81、83年に本塁打王。40歳の88年には44本塁打、125打点で2冠と最優秀選手(MVP)に輝き、「中年の星」と呼ばれた。 同年オフ、南海のダイエーへの身売り、福岡移転に伴ってオリックスへ移籍。91年にダイエーへ戻って翌年引退するまで通算2566安打、打率2割8分9厘、567本塁打、1678打点の成績を残した。本塁打王3回、打点王2回、ベストナイン7回。 引退後は野球解説者をしていたが、2005年ごろから糖尿病などで体調を崩していた。06年野球殿堂入り。写真は89年撮影 【時事通信社】