【追悼】2023 (81/141)

プロ野球の東映(現日本ハム)外野手として活躍し、西武のスカウトとしても手腕を振るった毒島章一(ぶすじま・しょういち)さんが亡くなったことが5月16日、分かった。87歳だった。群馬県出身。 群馬・桐生高から1954年に東映入団。高校時代は投手だったが、プロ入り後に野手に転向した。打撃と走塁には定評があり、通算106三塁打は歴代2位。57年6月23日の近鉄戦でサイクル安打を達成した。東映一筋にプレーし、71年限りで現役を引退。61〜62年にかけて、現在もパ・リーグ記録として残る900打席連続併殺打なしをマーク。2001年に金本知憲(広島)に抜かれるまではプロ野球記録だった。 プロ18年間で2056試合に出場し、通算1977安打を放って打率2割7分7厘、122本塁打、688打点、191盗塁。ベストナイン3度。引退後は西武などでコーチやスカウトを歴任した。写真は73年撮影 【時事通信社】