【追悼】2021 (137/209)

米航空宇宙局(NASA)によると、世界で初めて人類の月面到達に成功したアポロ11号に搭乗した宇宙飛行士のマイケル・コリンズ氏が4月28日、死去した。90歳だった。コリンズ氏の家族は声明で、同氏ががんで闘病生活を送っていたと明らかにした。 イタリアのローマ生まれ。米軍士官学校卒業後に空軍へ入隊し、テストパイロットとして勤務した。1963年にNASAの宇宙飛行士に選抜され、66年打ち上げのジェミニ10号で初めて宇宙飛行を経験した。 69年7月のアポロ11号では、同僚のニール・アームストロング船長(2012年死去)とバズ・オルドリン飛行士が月面で活動する間、月周回軌道を飛行する司令船を操縦。約21時間にわたり隔絶された状態で任務をこなし「忘れられた宇宙飛行士」「史上最も孤独だった男」と呼ばれた。写真は1969年7月撮影[NASA提供] 【AFP時事】