【追悼】2021 (66/209)

芥川賞作家の高橋三千綱(たかはし・みちつな)さんが8月17日、肝硬変と食道がんのため都内の自宅で死去した。73歳だった。大阪府出身。 1973年に東京スポーツ新聞社に入社し、記者職の傍ら小説を執筆。74年「退屈しのぎ」で群像新人文学賞を受賞し、翌年に同社を退職した。78年「九月の空」で芥川賞受賞。青春小説や時代小説、オカルト小説、さらには趣味のゴルフを語ったエッセーなど、幅広い分野で多くの作品を残した。写真は2001年撮影 【時事通信社】