「プラナリア」などの小説で知られる直木賞作家の山本文緒(やまもと・ふみお、本名大村暁美=おおむら・あけみ)さんが10月13日午前10時37分、膵臓(すいぞう)がんのため長野県内の自宅で死去した。58歳だった。横浜市出身。 大学卒業後、会社勤務を経て1987年に少女小説家としてデビュー。92年の「パイナップルの彼方(かなた)」から一般小説を書き始めた。99年に「恋愛中毒」で吉川英治文学新人賞を受け、テレビドラマ化もされた。2001年、現代女性の生きづらさをつづった「プラナリア」で直木賞受賞。03年にうつ病を発症したが、約6年の闘病生活を経て復帰。21年には「自転しながら公転する」が島清恋愛文学賞、中央公論文芸賞に選ばれた。 新潮社によると、今年の春から体調を崩し、自宅療養中だったという。写真は2001年撮影 【時事通信社】
2021.12.07
人物・歴史
【追悼】2021 (41/209)
「プラナリア」などの小説で知られる直木賞作家の山本文緒(やまもと・ふみお、本名大村暁美=おおむら・あけみ)さんが10月13日午前10時37分、膵臓(すいぞう)がんのため長野県内の自宅で死去した。58歳だった。横浜市出身。 大学卒業後、会社勤務を経て1987年に少女小説家としてデビュー。92年の「パイナップルの彼方(かなた)」から一般小説を書き始めた。99年に「恋愛中毒」で吉川英治文学新人賞を受け、テレビドラマ化もされた。2001年、現代女性の生きづらさをつづった「プラナリア」で直木賞受賞。03年にうつ病を発症したが、約6年の闘病生活を経て復帰。21年には「自転しながら公転する」が島清恋愛文学賞、中央公論文芸賞に選ばれた。 新潮社によると、今年の春から体調を崩し、自宅療養中だったという。写真は2001年撮影 【時事通信社】