【追悼】2020 (138/186)

プロ野球阪神のエースだったマット・キーオ氏が死去した。64歳だった。かつて在籍した米大リーグのアスレチックスが公式ホームページで5月2日に発表した。死因は明らかにされていない。 右腕からの多彩な変化球が武器。大リーグでは1977年からアスレチックスなどで9シーズンにわたってプレーして通算58勝84敗、防御率4.17。78年にはオールスター戦に出場した。 87年から阪神で4年間プレー。1年目でいきなり開幕投手を務めるなど、初年度から3年連続2桁勝利を挙げた。阪神在籍中、チームは5位1度、最下位3度と低迷したが、背番号4を背負ったキーオ氏はエースとして奮闘。通算45勝44敗、防御率3.73の成績を残した。 父のマーティ・キーオ氏も元大リーガー。68年に南海(現ソフトバンク)で一塁手としてプレーし、17本塁打を記録した。息子も阪神時代に計2本塁打を放っており、日本で親子本塁打をマークした。写真は89年5月撮影 【時事通信社】