【追悼】2020 (170/186)

エジプトで30年にわたる独裁政権を敷き、中東の民主化運動「アラブの春」の政変で2011年に退陣に追い込まれたムバラク元大統領が2月25日、首都カイロの軍病院で死去した。91歳だった。国営メディアなどが伝えた。 長年敵対してきたイスラエルとの関係で微妙なかじ取りに努め、親米アラブ諸国を主導する外交力を発揮した。一方で、非民主的な政治手法や人権侵害、汚職体質で国内外から批判を浴びた。写真は10年9月撮影 【EPA時事】