【追悼】2020 (49/186)

1980年代の「ジャンプ」など多くのヒット曲で知られる米ロックバンド「ヴァン・ヘイレン」のギタリストとして世界的に有名なエディ・ヴァン・ヘイレンさんが6日、がんのため死去した。65歳だった。家族が明らかにした。 オランダで生まれ、少年時代に米国に移住した。ドラマーの兄アレックスさんらと結成したヴァン・ヘイレンで不動のギタリストを務めた。78年のデビューアルバム「炎の導火線」で「ライトハンド奏法」と呼ばれる独特の演奏法を世界に知らしめ、後のロック音楽に大きな影響を与えた。マイケル・ジャクソンのヒット曲「今夜はビート・イット」(83年)でギターを担当したことでも知られる。 その後もアルバム「1984」(84年)に収録された楽曲「ジャンプ」などが大ヒット。91年の「フォー・アンロウフル・カーナル・ノウリッジ」(原題)でグラミー賞を獲得し、2007年にヴァン・ヘイレンのメンバーとしてロックの殿堂入りを果たした。 息子は「父は今朝、がんとの長く苦しい闘いに敗れてしまいました」とツイッターに投稿し、死を悼んだ。写真は07年8月撮影 【EPA時事】