英国出身の作家で環境保護活動家のC・W・ニコルさんが4月3日、直腸がんのため長野市の病院で亡くなった。79歳だった。 英国ウェールズ生まれ。17歳でカナダに渡り、環境や動物の保護、調査研究に従事した。62年に初来日し、80年に長野県へ移住。小説やエッセーを執筆する傍ら、環境保護活動に取り組んだ。荒れた里山を購入して「アファンの森」と名付けて再生を実践。02年には「C・W・ニコル・アファンの森財団」を設立して理事長を務め、活動を全国に広げた。 著書に小説「風を見た少年」「勇魚」、エッセー「誇り高き日本人でいたい」などがある。95年に日本国籍を取得。05年に英国の名誉大英勲章を受けた。写真は2001年9月撮影 【時事通信社】
2020.06.11
人物・歴史
【追悼】2020 (152/186)
英国出身の作家で環境保護活動家のC・W・ニコルさんが4月3日、直腸がんのため長野市の病院で亡くなった。79歳だった。 英国ウェールズ生まれ。17歳でカナダに渡り、環境や動物の保護、調査研究に従事した。62年に初来日し、80年に長野県へ移住。小説やエッセーを執筆する傍ら、環境保護活動に取り組んだ。荒れた里山を購入して「アファンの森」と名付けて再生を実践。02年には「C・W・ニコル・アファンの森財団」を設立して理事長を務め、活動を全国に広げた。 著書に小説「風を見た少年」「勇魚」、エッセー「誇り高き日本人でいたい」などがある。95年に日本国籍を取得。05年に英国の名誉大英勲章を受けた。写真は2001年9月撮影 【時事通信社】