【追悼】2020 (90/186)

ベストセラー「思考の整理学」の著者で、お茶の水女子大名誉教授の英文学者、外山滋比古(とやま・しげひこ)さんが7月30日、胆管がんのため東京都内の病院で死去した。96歳だった。愛知県出身。 1983年に刊行し、86年に文庫化された学術エッセー「思考の整理学」は124刷に達し、累計は253万部。東京大・京都大生協の書籍販売ランキングでたびたび1位を獲得するなど根強い人気を誇る。「知的創造のヒント」「親は子に何を教えるべきか」など著作は多数に上る。 東京文理科大卒。「英語青年」編集長を経て、東京教育大、お茶の水女子大などで教えた。専門は英文学や言語論。 【時事通信社】