【追悼】2020 (5/186)

「喝采」や「北酒場」など数多くの歌謡曲を作曲したヒットメーカーとして知られる作詞作曲家の中村泰士(なかむら・たいじ、本名読み=たいし)さんが12月20日午後11時50分、肝臓がんのため大阪市の病院で死去した。81歳だった。奈良県出身。葬儀は近親者のみで済ませた。喪主は長男修士(しゅうじ)さん。 高校在学中から歌手活動を始め、1968年に佐川満男さんの「今は幸せかい」をきっかけに作曲家となり、70年にヒデとロザンナの「愛は傷つきやすく」がヒット。72年にちあきなおみさんの「喝采」、82年に細川たかしさんの「北酒場」が日本レコード大賞を受賞した。 フジテレビ系「笑っていいとも!」をはじめとしたバラエティー番組などにも出演したほか、95年に奈良県知事選、96年に大阪3区から衆院選に立候補したことでも知られる。写真は2001年撮影 【時事通信社】