備蓄米、流通に「偏り」=コメ流通団体が改善要望

コメの歴史的な高騰を巡り、江藤拓農林水産相は14日、卸売団体や小売団体の関係者らと意見交換会を開いた。出席者の大半が、3月に政府が放出した備蓄米計21万トンの流通に偏りが生じていると指摘し、改善を求めた。終了後、取材に応じた日本スーパーマーケット協会の岩崎高治会長(ライフコーポレーション社長)は「地域、企業規模によってまだまだ日本全体に行き渡っていない」と訴えた。
農水省は同日、全国のスーパーで3月31日から4月6日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格が、前週より8円高い4214円だったと発表した。値上がりは14週連続。政府が放出した備蓄米は一部が店頭に並び始めたが、平均価格は前年同期(2068円)の2倍を超える高値圏で推移している。
意見交換会で江藤氏は「消費者に一日も早く安定供給を取り戻したい」と強調。2025年産米が出回り始める前の7月まで毎月、備蓄米を追加放出すると説明した。農水省によると、出席者からは継続的な備蓄米放出が価格抑制につながると支持する声が相次いだ。
[時事通信社]
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