第72期王将戦で初防衛を果たし、感想戦に臨む藤井聡太五冠=2023年3月12日[代表撮影]【時事通信社】 将棋の藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖と合わせ五冠=が11、12日、佐賀県上峰町で指された第72期王将戦7番勝負の第6局で挑戦者の羽生善治九段(52)を後手番88手で破り、4勝2敗として初防衛を決めた。羽生九段の通算タイトル100期の達成はならなかった。 藤井五冠は、これで今年度保持するタイトル五つを全て防衛。進行中の棋王戦では、渡辺明棋王(38)=名人と合わせ二冠=に2勝1敗として奪取に王手をかけ、20歳8カ月の史上最年少「六冠」を射程に入れている。4月に開幕する名人戦でも渡辺二冠に挑戦する。 今期王将戦は、平成の羽生と令和の藤井というスーパースター同士がタイトル戦で初めてぶつかり、大きな注目を集めた。 終局後、藤井五冠は「非常に難しい将棋が続いたが、防衛という結果をなんとか出せてうれしく思う」と安堵(あんど)の表情を見せた。棋王・名人戦に向けては、「しっかり良い状態にして実力を伸ばせるよう取り組みたい」。一方、羽生九段は「足りないところを改善して、また次に臨めたらいい」と静かに述べた。◆年表で振り返る「藤井聡太棋士の快進撃」◆
2020.06.11
人物・歴史
【将棋】史上最年少プロ棋士・藤井聡太 (34/248)
第72期王将戦で初防衛を果たし、感想戦に臨む藤井聡太五冠=2023年3月12日[代表撮影]【時事通信社】 将棋の藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖と合わせ五冠=が11、12日、佐賀県上峰町で指された第72期王将戦7番勝負の第6局で挑戦者の羽生善治九段(52)を後手番88手で破り、4勝2敗として初防衛を決めた。羽生九段の通算タイトル100期の達成はならなかった。 藤井五冠は、これで今年度保持するタイトル五つを全て防衛。進行中の棋王戦では、渡辺明棋王(38)=名人と合わせ二冠=に2勝1敗として奪取に王手をかけ、20歳8カ月の史上最年少「六冠」を射程に入れている。4月に開幕する名人戦でも渡辺二冠に挑戦する。 今期王将戦は、平成の羽生と令和の藤井というスーパースター同士がタイトル戦で初めてぶつかり、大きな注目を集めた。 終局後、藤井五冠は「非常に難しい将棋が続いたが、防衛という結果をなんとか出せてうれしく思う」と安堵(あんど)の表情を見せた。棋王・名人戦に向けては、「しっかり良い状態にして実力を伸ばせるよう取り組みたい」。一方、羽生九段は「足りないところを改善して、また次に臨めたらいい」と静かに述べた。◆年表で振り返る「藤井聡太棋士の快進撃」◆