竜王戦決勝トーナメント1回戦に勝って29連勝を達成し、感想戦で対局を振り返る藤井聡太四段=東京都渋谷区【時事通信社】 デビューから無敗のまま将棋界で誰もなし得なかった記録に到達した藤井聡太四段(14)は26日夜、記者会見に臨み、「単独1位になれたことには、今までとは違った特別な喜びがある。自分でも想像もできなかったことで、喜びとともに非常に驚いている」と笑顔を見せた。 「注目していただいて、プレッシャーを感じるが、連勝は必ず途切れる時が来るので、意識せずに対局ごとに全力を尽くしたいと思う」と大記録にも冷静さを忘れない藤井四段。今後の目標を聞かれ、「もっと実力を高めてタイトルを狙える棋士になりたい」と表情を引き締めた。 この日の勝負は、序盤から双方とも長考を交えた慎重な指し合いで一進一退の攻防が続いた。「途中、苦しくなった」と自身も認めた通り、中盤で増田四段がやや優勢な局面を築いたが、攻めを巧みにしのいだ藤井四段が終盤、攻勢に転じて主導権を握り、逆転勝利を収めた。(2017年06月26日)
2020.06.11
人物・歴史
【将棋】史上最年少プロ棋士・藤井聡太 (177/248)
竜王戦決勝トーナメント1回戦に勝って29連勝を達成し、感想戦で対局を振り返る藤井聡太四段=東京都渋谷区【時事通信社】 デビューから無敗のまま将棋界で誰もなし得なかった記録に到達した藤井聡太四段(14)は26日夜、記者会見に臨み、「単独1位になれたことには、今までとは違った特別な喜びがある。自分でも想像もできなかったことで、喜びとともに非常に驚いている」と笑顔を見せた。 「注目していただいて、プレッシャーを感じるが、連勝は必ず途切れる時が来るので、意識せずに対局ごとに全力を尽くしたいと思う」と大記録にも冷静さを忘れない藤井四段。今後の目標を聞かれ、「もっと実力を高めてタイトルを狙える棋士になりたい」と表情を引き締めた。 この日の勝負は、序盤から双方とも長考を交えた慎重な指し合いで一進一退の攻防が続いた。「途中、苦しくなった」と自身も認めた通り、中盤で増田四段がやや優勢な局面を築いたが、攻めを巧みにしのいだ藤井四段が終盤、攻勢に転じて主導権を握り、逆転勝利を収めた。(2017年06月26日)