将棋の藤井聡太棋聖(18)が木村一基王位(47)に挑戦する第61期王位戦7番勝負の第4局が19日から福岡市内で指され、20日、後手の藤井棋聖が80手で勝ち、4連勝で二つ目のタイトルを獲得した。18歳1カ月での二冠達成で、羽生善治九段(49)の最年少記録(21歳11カ月)を塗り替えた。 また、「タイトル2期獲得」という八段昇段の規定も満たし、加藤一二三・九段(80)=引退=の最年少記録(18歳3カ月)も同時に更新した。 第4局は序盤から伯仲の展開が続いたが、中盤に藤井棋聖が攻め駒の飛車を捨てる勝負手を放ち、激戦に突入。一気に優勢を築いた藤井棋聖が、正確な指し手でそのまま木村王位の玉を捕まえた。 史上最年少の17歳11カ月での初タイトルから、わずか1カ月余りで8大タイトルのうちの二つ目を獲得する快挙。藤井棋聖は対局終了後、「押されている将棋が多かったので、4連勝という結果は望外というか、自分の実力以上の結果が出たのかなと思う」と語った。◆年表で振り返る「藤井聡太棋士の快進撃」
2020.06.11
人物・歴史
【将棋】史上最年少プロ棋士・藤井聡太 (72/248)
将棋の藤井聡太棋聖(18)が木村一基王位(47)に挑戦する第61期王位戦7番勝負の第4局が19日から福岡市内で指され、20日、後手の藤井棋聖が80手で勝ち、4連勝で二つ目のタイトルを獲得した。18歳1カ月での二冠達成で、羽生善治九段(49)の最年少記録(21歳11カ月)を塗り替えた。 また、「タイトル2期獲得」という八段昇段の規定も満たし、加藤一二三・九段(80)=引退=の最年少記録(18歳3カ月)も同時に更新した。 第4局は序盤から伯仲の展開が続いたが、中盤に藤井棋聖が攻め駒の飛車を捨てる勝負手を放ち、激戦に突入。一気に優勢を築いた藤井棋聖が、正確な指し手でそのまま木村王位の玉を捕まえた。 史上最年少の17歳11カ月での初タイトルから、わずか1カ月余りで8大タイトルのうちの二つ目を獲得する快挙。藤井棋聖は対局終了後、「押されている将棋が多かったので、4連勝という結果は望外というか、自分の実力以上の結果が出たのかなと思う」と語った。◆年表で振り返る「藤井聡太棋士の快進撃」