【将棋】史上最年少プロ棋士・藤井聡太 (81/248)

棋聖戦5番勝負第2局で渡辺明棋聖に勝って2連勝とし、感想戦で対局を振り返る藤井聡太七段=2020年6月28日、東京都渋谷区の将棋会館(代表撮影・日本将棋連盟)【時事通信社】 将棋の最年少棋士、藤井聡太七段(17)が渡辺明棋聖(36)=棋王、王将と合わせて三冠=に挑戦する第91期棋聖戦5番勝負の第2局が28日、東京都内で指され、後手の藤井七段が90手で勝って2連勝とし、初のタイトル獲得に王手をかけた。 7月9日に都内で指される第3局に勝てば、18歳を目前に棋聖位を奪取し、屋敷伸之九段(48)が持つ初タイトルの最年少獲得記録(18歳6カ月)を30年ぶりに塗り替えることになる。 師匠の杉本昌隆八段(51)から贈られた和服を着て臨んだ藤井七段は対局終了後、「5番勝負は5局で一つの勝負なので、次戦も気負わずに臨みたい。(和服は)着てみると、思ったより快適で、普段通りに指せるのかなと思った」と語った。 かど番に追い込まれた渡辺三冠は「均衡を取れるように指したつもりだったが、一気にバタバタと駄目になってしまった。(2連敗で)差がついてしまったので、もう少しいい将棋を指さないといけない」と話した。◆年表で振り返る「藤井聡太棋士の快進撃」