【将棋】史上最年少プロ棋士・藤井聡太 (132/248)

将棋の王将戦1次予選で、藤井聡太六段(右)が公式戦初対局となった師匠の杉本昌隆七段を破り、「恩返し」を果たした。千日手指し直しとなった熱戦を振り返る師弟=2018年3月8日夜、大阪市福島区の関西将棋会館【時事通信社】 将棋の最年少棋士の藤井聡太六段(15)が8日、大阪市内で行われた第68期王将戦1次予選で師匠の杉本昌隆七段(49)と公式戦で初めて対局し、千日手指し直しの末、勝利した。弟子が公式戦で師匠に勝つ「恩返し」で14連勝を飾った。 対局は午前10時に始まり、同一局面が4回繰り返されると無勝負となる千日手が成立。午後2時前に藤井六段の先手で指し直しとなり、午後6時20分、111手で杉本七段が投了した。 杉本七段は名古屋市出身で、東海地方での将棋普及に力を入れている。愛知県瀬戸市に住む藤井六段は5歳で将棋を始め、自宅近くの将棋教室に通い出したことをきっかけに小学4年の時、杉本七段に弟子入りした。