棋王戦予選決勝の感想戦で、澤田真吾六段(右)との対局を振り返る藤井聡太四段=2017年6月2日夜、大阪市福島区【時事通信社】 中学3年生の最年少将棋棋士、藤井聡太四段(14)が2日、大阪市で行われた第43期棋王戦の予選6組決勝で澤田真吾六段(25)に155手で勝ち、中学生初、史上最年少での本戦(挑戦者決定トーナメント)出場を決めた。プロデビュー後の公式戦連勝記録を20に伸ばし、将棋界の連勝記録としても歴代6位タイとなった。 藤井四段は先月25日、やはり史上最年少での竜王戦本戦進出を決めたばかり。いずれも渡辺明2冠(33)が持つ両タイトルへの挑戦に注目が集まる。 この日の対局は千日手で指し直しとなったが、藤井四段が激戦を制した。同四段の次の対局は7日の第2回上州YAMADAチャレンジ杯。同杯は早指し勝負で、勝ち上がれば同日中に3連勝し、連勝記録を歴代単独3位の23に伸ばす可能性がある。 藤井四段は愛知県瀬戸市出身。昨年10月、史上最年少の14歳2カ月でプロ入りし、同12月のデビュー戦以来、公式戦で連勝を続け、4月4日に新記録の11連勝を達成した。 棋王への挑戦権を得るには、本戦を4回勝ち上がって挑戦者決定2番勝負で1勝するか、ベスト4入りして他の2人との敗者者復活戦を勝ち上がり、同2番勝負で連勝しなくてはならない。本戦では、シード枠で加わるトップ棋士との公式戦初対局にも期待が高まる。
2020.06.11
人物・歴史
【将棋】史上最年少プロ棋士・藤井聡太 (220/248)
棋王戦予選決勝の感想戦で、澤田真吾六段(右)との対局を振り返る藤井聡太四段=2017年6月2日夜、大阪市福島区【時事通信社】 中学3年生の最年少将棋棋士、藤井聡太四段(14)が2日、大阪市で行われた第43期棋王戦の予選6組決勝で澤田真吾六段(25)に155手で勝ち、中学生初、史上最年少での本戦(挑戦者決定トーナメント)出場を決めた。プロデビュー後の公式戦連勝記録を20に伸ばし、将棋界の連勝記録としても歴代6位タイとなった。 藤井四段は先月25日、やはり史上最年少での竜王戦本戦進出を決めたばかり。いずれも渡辺明2冠(33)が持つ両タイトルへの挑戦に注目が集まる。 この日の対局は千日手で指し直しとなったが、藤井四段が激戦を制した。同四段の次の対局は7日の第2回上州YAMADAチャレンジ杯。同杯は早指し勝負で、勝ち上がれば同日中に3連勝し、連勝記録を歴代単独3位の23に伸ばす可能性がある。 藤井四段は愛知県瀬戸市出身。昨年10月、史上最年少の14歳2カ月でプロ入りし、同12月のデビュー戦以来、公式戦で連勝を続け、4月4日に新記録の11連勝を達成した。 棋王への挑戦権を得るには、本戦を4回勝ち上がって挑戦者決定2番勝負で1勝するか、ベスト4入りして他の2人との敗者者復活戦を勝ち上がり、同2番勝負で連勝しなくてはならない。本戦では、シード枠で加わるトップ棋士との公式戦初対局にも期待が高まる。