【将棋】史上最年少プロ棋士・藤井聡太 (61/248)

将棋の第92期棋聖戦5番勝負でタイトル初防衛を決め、自筆の色紙を掲げて喜ぶ藤井聡太二冠=2021年07月3日、静岡県沼津市【時事通信社】 将棋の藤井聡太棋聖(18)=王位と合わせ二冠=に渡辺明三冠(37)=名人、棋王、王将=が挑戦する第92期棋聖戦5番勝負の第3局が3日、静岡県沼津市内で指され、後手の藤井二冠が100手で勝ち、3連勝で初のタイトル防衛を決めた。 日本将棋連盟によると、18歳11カ月でのタイトル防衛は、屋敷伸之九段(49)が1991年に棋聖を防衛した19歳0カ月の最年少記録を30年ぶりに更新。さらに、タイトル獲得通算3期となり、規定で九段に昇段した。2005年の渡辺三冠の21歳7カ月を大幅に塗り替え、初の十代の九段となった。 終盤の激しい攻め合いを藤井二冠がぎりぎりで制した。藤井二冠は終局後、「タイトルを防衛して一人前という言葉も将棋界にはあるので、結果は良かった。九段は最高位なので光栄なこと」と話した。3連敗した渡辺三冠は「終盤(の指し手)が分からなかった」と敗戦を振り返った。◆年表で振り返る「藤井聡太棋士の快進撃」