存命中の世界最高齢に認定され、国内の歴代最高齢でもあった福岡市の田中カ子さんが4月19日、同市内の病院で死去した。119歳だった。 田中さんは1903年1月2日、福岡県和白村(現・福岡市東区)に生まれた。2019年3月に英ギネス・ワールド・レコーズ社が「存命中の世界最高齢」として認定。20年9月には、18年に亡くなった鹿児島県喜界町の田島ナビさん(117歳260日)を抜き、国内の歴代最高齢を更新した。 県などによると、田中さんは夫婦で長く米穀店を営んでいた。102歳になった05年から福岡市の老人ホームに入居。施設では、親指を立てるグッドサインなど身ぶり手ぶりで職員とやりとりし、交流を楽しんでいたという。コーラなどの炭酸飲料やチョコレートが好物だった。 昨年9月の老人の日には、記念品や花束を受け取るとピースサインで応じるなど元気な様子で、睡眠時間が長くなっていたものの健康状態は良好だった。今年に入ってから体調を崩すことが増え、入退院を繰り返していたという。写真は2019年3月撮影 【時事通信社】
2022.12.31
人物・歴史
【追悼】2022 (111/150)
存命中の世界最高齢に認定され、国内の歴代最高齢でもあった福岡市の田中カ子さんが4月19日、同市内の病院で死去した。119歳だった。 田中さんは1903年1月2日、福岡県和白村(現・福岡市東区)に生まれた。2019年3月に英ギネス・ワールド・レコーズ社が「存命中の世界最高齢」として認定。20年9月には、18年に亡くなった鹿児島県喜界町の田島ナビさん(117歳260日)を抜き、国内の歴代最高齢を更新した。 県などによると、田中さんは夫婦で長く米穀店を営んでいた。102歳になった05年から福岡市の老人ホームに入居。施設では、親指を立てるグッドサインなど身ぶり手ぶりで職員とやりとりし、交流を楽しんでいたという。コーラなどの炭酸飲料やチョコレートが好物だった。 昨年9月の老人の日には、記念品や花束を受け取るとピースサインで応じるなど元気な様子で、睡眠時間が長くなっていたものの健康状態は良好だった。今年に入ってから体調を崩すことが増え、入退院を繰り返していたという。写真は2019年3月撮影 【時事通信社】