【追悼】2022 (8/150)

1950年代から70年にわたり映画界で活躍したフランスの俳優ミレーヌ・ドモンジョさんが2022年12月1日、パリの病院で死去した。87歳。死因は公表されていない。 オットー・プレミンジャー監督の『悲しみよこんにちは』(58年)ではデヴィッド・ニーヴンさんと共演。フランスでは、60年代の「ファントマ」と近年の「Camping」の両3部作など、コメディー映画への出演で人気を博した。 よりシリアスな作品にも出演し、米劇作家アーサー・ミラー氏の有名な戯曲「るつぼ」を哲学者ジャンポール・サルトルが脚色した57年の『サレムの魔女』では英国アカデミー賞の最優秀新人賞にノミネートされた。 晩年まで人気を維持し、ジェラール・ドパルデューさんと共演した新作映画『Maison de Retraite』はフランスで今年有数のヒット作となった。写真は16年12月撮影 【AFP時事】