【追悼】2022 (120/150)

「EUREKA(ユリイカ)」「共喰(ぐ)い」などの作品で知られる映画監督の青山真治(あおやま・しんじ)さんが3月21日、頸部(けいぶ)食道がんのため東京都内の病院で死去した。57歳だった。北九州市出身。 立教大在学中より自主映画を制作し、1996年、「Helpless」で長編映画デビュー。バスジャック事件で生き残った運転手と乗客のきょうだいを描いた「EUREKA」は2000年のカンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞。同作の後日譚「サッド ヴァケイション」(07年)はベネチア国際映画祭に出品されるなど、海外でも高い評価を受けた。 映画を基にした小説「ユリイカ EUREKA」で三島由紀夫賞に輝くなど、作家としても注目を集めた。写真は11年撮影 【時事通信社】