【追悼】2022 (124/150)

レーシングドライバーとして活躍した高橋国光(たかはし・くにみつ)さんが3月16日、東京都内の自宅で死去した。病気療養中だった。82歳。 東京都小金井市出身。1958年、18歳で二輪レーサーとしてデビューし、60年からロードレース世界選手権シリーズに参戦。翌年の西ドイツ・グランプリ(GP)250ccクラスで日本人として初優勝を果たし、62年には125ccクラスでスペインGP、フランスGPと連勝した。 65年に四輪レースに転向後は国内を主戦場とした。92年に「チーム国光」を結成し、監督兼ドライバーに。95年のルマン24時間耐久レースで、ホンダNSXに乗ってGT2クラスを制した。 99年に59歳で現役引退するまで、二輪、四輪合わせて通算487戦71勝。引退後も「チーム国光」の監督として活動を続け、「国さん」の愛称で親しまれた。2002年に日本自動車殿堂入り。写真は10年7月撮影 【時事通信社】