マスターズ・トーナメントの開幕を前に、オーガスタ・ナショナルGCで練習ラウンドに臨んだ松山英樹が13番ホールでショットする=2017年4月4日、米ジョージア州オーガスタ【AFP=時事】 【オーガスタ(米ジョージア州)時事】男子ゴルフのメジャー第1戦、マスターズ・トーナメントの開幕を2日後に控えた4日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGCで松山英樹ら出場選手が練習ラウンドを行った。公式記者会見に臨んだ松山は、「昨年末に比べたら状態は落ちているが、少しずつ良くなっている。優勝を目指して来ている」と意気込みを語った。 6年ぶり3度目の出場となる池田勇太、直前に世界ランキングを上げて出場権を獲得し10年ぶりに挑む谷原秀人も練習ラウンドを回り、コースの特徴を確かめた。 厳粛で、特別な雰囲気を持つマスターズ。25歳にして6度目の出場となる松山は「来たな、という感じがする」と言い、身が引き締まるような空気を実感した。 今季の序盤は絶好調だった。ツアー外大会を含め、最初の4戦で優勝2度に2位が2度と、米ツアーで最も注目の選手となった。しかし、徐々に歯車がかみ合わなくなり、ショットは乱れ、パットも入らない。「今の状態はすごく落ちている」と認める。 2週前のデル・マッチプレーは1次リーグで敗れ、その後は自宅のあるフロリダ州オーランドで調整。「時間がないという焦りがあって、毎日練習していた。マッチプレーのときより悪い状態になった」と明かすが、オーガスタに入って少し上向く気配が出てきたとも言う。 練習ラウンドで母校東北福祉大の先輩、谷原と18ホールを回ってリラックスできた。「少しでも状態が上がるようにしたい。日曜日にいい形で終われるよう頑張る」。ラウンド後も練習場で球を打ち続け、本番に備えた。(2017年04月04日)