全英オープンの練習ラウンドの6番で、ティーショットを放つ松山英樹=英サウスポート【AFP=時事】 【サウスポート(英国)時事】男子ゴルフの全英オープン選手権は20日、英サウスポートのロイヤルバークデールGCで開幕する。6月の全米オープンで2位に入った松山英樹を優勝候補に挙げる声が、海外メディアで高まっている。メジャーで日本男子歴代最高に並ぶ2位に入った25歳は、大会の顔となりつつある。 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、全米オープンまで7大会続けてメジャー初優勝者が誕生していることに触れ、全英オープンの優勝候補5人の筆頭に松山の名を挙げた。1976年大会の覇者ジョニー・ミラー氏(米国)のコメントを引用し、「今は彼がベストの選手。自分では悪いと思うショットも(客観的には)非常に素晴らしい。勝てる準備ができている」と絶賛した。 英紙デーリー・メール(電子版)もタイトルの行方を占い、世界1位のダスティン・ジョンソン(米国)や4位のロリー・マキロイ(英国)に加えて「ジョン・ラーム(スペイン)や松山英樹といった新勢力にも、勝機は大いにある」と記した。 メジャー初制覇の期待は過熱の一途だが、本人は至って冷静。19日の練習ラウンド後は「期待をしているのは僕ではない。全英は1度しかトップ10に入ったことがないし、少しは頑張りたい」。謙虚に落ち着いて話したのが印象深い。(2017年07月19日)