全英オープン第1ラウンドの6番でラフからショットする松山英樹=英サウスポート【AFP=時事】 松山が上々のスタートを切った。前夜に大雨が降り、好天続きだった練習ラウンドからコースの状態が一変。グリーンでタッチが微妙に変わり、スコアを伸ばしにくい中、2アンダーで回った。「(アプローチが)グリーンに乗って、3パットもなかった。良かったんじゃないですか」。自ら及第点を与えた。 強い海風で肌寒さを感じる中、4、6番でショットが乱れてバンカーにつかまり、ボギーが先行した。それでも崩れない。7番(パー3)はティーショットを2メートル弱につけ、バーディーで挽回。悪い流れを断ち切ると9番も2メートルを沈め、前半1アンダーで折り返した。後半は我慢のゴルフ。ややショットが乱れながらも巧みなリカバリーがさえ、後半はボギーをたたかず1打伸ばした。 メジャー初優勝にかつてない期待を背負う松山。6月の全米オープンで初優勝したケプカと同組で回り、5アンダーと伸ばすゴルフを目の当たりにした。「(ケプカが)いいプレーをしていたので、あまり見ないようにした」。周囲に気を取られることなく、堅実に滑り出した。(サウスポート時事)(2017年07月20日)