全米オープンの第1ラウンドの8番でバンカーショットを放つ松山英樹。5年連続出場の松山は1イーグル、4ボギーの74で首位と9打差の82位と出遅れた=米ウィスコンシン州エリン【AFP=時事】 最後の9番で、1.5メートルのバーディーパットが外れる。松山の第1ラウンドは、最近の不調を象徴するような終わり方だった。 前半の15番(パー4)で、ピンまで約110ヤードの第2打を直接入れてイーグルを奪い、ガッツポーズ。しかし、せっかくの良い流れに乗れなかった。17番と3番のボギーでスコアを落とし、8番ではフェアウエーから短いクラブで打った第2打をグリーン手前のバンカーに入れるミス。四つ目のボギーにつながり「小さなミスが積もって、8番の大きなミスになる」と自分のプレーへの不満を漏らした。 同じ組で回ったファウラーは65。「あれだけショットが真っすぐ行ってパットが入れば、それは出る」。厳しいコースセッティングだったが、アンダーパーは出せるという感触はあったという。その中での74というスコアに「僕の状態は良くないということ」と唇をとがらせた。 初日の結果としては「最悪」と言う。ただ、調子が悪かろうと、コースに出れば何とか伸ばそうとするのが松山。ラウンド後はパットの練習に長い時間を費やし、修正を試みた。世界ランキング4位として、このままでは終われない。(エリン時事)(2017年06月15日)