全英オープンの第1ラウンドで12位につけた松山英樹=英サウスポート【EPA=時事】 優勝候補の重圧も、松山には関係ないらしい。プレー中は硬さも見せず、報道陣との受け答えも淡々。全体の半数ほどが終えた時点でトップと3打差の2アンダーで終えると、「良かったんじゃないですか」とまずまずの自己評価をした。 強い海風が吹いた前半は3バーディー、2ボギー。曇り空が晴天に変わっていった後半は1バーディー、ボギーなし。手堅くスコアをまとめ、しっかりと上位に収まった。7番でバーディーを奪った際に同組のフリートウッド(英国)から声を掛けられると、笑みがこぼれた。 ホールアウト後に「これから練習か」と問われると、「暑いんでアイスでも食べて寝ます」と軽口をたたく余裕も。2メートル前後のパットを何度か外す場面があっただけに、練習場でパッティングを修正していた。 この日は穏やかな陽気だったが、第2ラウンドは終日の雨予報で、リンクスが本来の顔を見せる。6月の全米オープンで2位に入った松山にとって、成長が試される一日になりそうだ。(サウスポート時事)(2017年07月20日)