フィギュアスケートのアイスショー「ファンタジー オン アイス2017」で演技する羽生結弦(ANA)=2017年5月26日、千葉市美浜区【時事通信社】 2018年平昌五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を狙う世界選手権覇者の羽生結弦(ANA)が、五輪シーズンのショートプログラム(SP)にショパン作曲「バラード第1番」を使用することが26日、明らかになった。 14〜15年、15〜16年と2シーズン続けてSPで使った曲で、15年12月のグランプリ(GP)ファイナルでは世界歴代最高の110.95点をマークした。4シーズンで同じ曲を3度使用するのは異例だが、関係者は「(五輪では)4年間で一番いい作品をやるべきだ」と話した。 羽生は26日、千葉市で行われたアイスショーでSPの新プログラムを披露した。4回転ジャンプはループ、トーループの2種類。冒頭に単発で跳んだループは回転が抜けるミスとなったが、得点の増す演技後半に4回転−3回転の連続トーループを組み込む意欲的な構成に挑んだ。世界選手権2位の宇野昌磨(中京大)は、ビバルディ作曲「四季」の「冬」を使用する新シーズンのSPを演じた。