フィギュアスケートの単独アイスショーで「春よ来い」の演技をする羽生結弦さん=2022年11月4日、横浜市【時事通信社】 フィギュアスケート男子のソチ、平昌両五輪金メダリストで、7月にプロ転向を表明した羽生結弦さんが4日、横浜市内で開幕した初の単独アイスショー「プロローグ」に出演し、会場に詰めかけた7900人のファンを魅了した。 リンクに登場した羽生さんは競技さながらの6分間練習で足慣らしをすると、五輪連覇を遂げた平昌五輪のフリーで演じた代表作「SEIMEI」を披露。2種類の4回転ジャンプや3本のトリプルアクセル(3回転半)を決めた。その後もスケーターとしての歩みを振り返る映像を挟み、氷上をプロジェクションマッピングで彩る演出も施しながら、思い入れのある数々のプログラムを演じた。 羽生さんは企画、構成も自ら手掛けたショーに「僕が考えたことを妥協せずにお見せできるものができ上がったと思う」と納得の様子。初日の感想を「皆さんの充実した表情、反応をいただけた。ある意味、成功したのではないか」と語った。