政府は1日、平昌冬季五輪のフィギュアスケート男子で金メダルを獲得し、五輪連覇を果たした羽生結弦選手(23)に国民栄誉賞を授与することを正式に決定した。個人では最年少で、冬季五輪選手の受賞は初めて。表彰式は7月2日に首相官邸で行われる。 菅義偉官房長官は閣議後の記者会見で授与の理由について、フィギュアスケート男子シングルで66年ぶりの五輪連覇を果たしたことなどを挙げ、「歴史に残る快挙を成し遂げられ、多くの国民に夢と感動を、社会に明るい希望と勇気を与えていることに顕著な業績があった」とたたえた。 国民栄誉賞は1977年に創設。これまでに個人25人と1団体が受賞しており、羽生選手で個人26人目となる。(2018年06月01日) 【時事通信社】