2019.12.22 スポーツ

【男子フィギュア】羽生結弦〔北京五輪〕 (362/563)

公式練習で調整する羽生結弦(ANA)=2017年9月21日、カナダ・モントリオール【時事通信社】 カナダのモントリオールで21日開幕したフィギュアスケートの国際大会、オータム・クラシックで羽生結弦(ANA)が今季初戦に臨む。22日(日本時間23日)の男子ショートプログラム(SP)に向けて21日の公式練習に臨み、ジャンプやステップを入念に確認した。 来年2月に平昌五輪を控えるシーズンの始まり。羽生は右膝に違和感を抱えているが、本人は「大事には至っていない」と慎重な口ぶりで不安を打ち消した。演技は無理をしないことが予想されるが、グランプリシリーズへの第一歩ともなる。「しっかりと集中すること。今やれることは決まっており、やるべきことをやる」と気合を入れた。 今季はSP、フリーともに2季前の再演となる。映画「陰陽師」の「SEIMEI」を演じるフリーでは、後半に3本の4回転ジャンプを取り入れる内容に新調した。「今までよりも(レベルの)高い構成でやる。後半にいくにつれてどれだけ集中できるか」と自信をのぞかせた。今大会でライバルのハビエル・フェルナンデス(スペイン)といきなり競うことには「絶対に負けないという気持ち。気を引き締めて収穫のある試合にしたい」と力強く結んだ。