古代生物想像図鑑 (24/38)

ニュージーランドで発見された約2500万年前のペンギン「カイルク・ワイタキ」の想像図[オタゴ大学提供]。体の高さが約1.3メートルと推定され、細身でくちばしとフリッパー(翼)が長いスマートな体形。脚は短く太い。ニュージーランドは当時、大半が海面下にあり、5種以上のペンギンが繁栄していたが、その中で最大だったという。ニュージーランドのオタゴ大と米ノースカロライナ州立大の研究チームが2012年2月29日までに、米古脊椎動物学会誌に発表した。 カイルク・ワイタキは新属新種で、属名のカイルクは現地語で、海中で食物を取って戻ってくる潜り手という意味。同属で別の新種「グレブネフィ」に分類された化石もあった 【時事通信社】