古代生物想像図鑑 (11/38)

米テキサス州で見つかったペルム紀(約3億〜約2億5000万年前まで)初期の化石に基づくカエルとイモリ類の共通祖先の想像図[英ネイチャー誌提供]。カナダのカルガリー大などの研究チームが2008年5月22日付の英科学誌ネイチャーに発表した論文によると、カエルの祖先とイモリの仲間の祖先はペルム紀中期の2億7500万年前から2億4000万年前に共通の祖先から分かれたことが分かった。 従来の研究では、遺伝情報の分析などから石炭紀の3億6000万〜3億年前に共通の祖先から分かれたとの説が有力だった。 テキサス州で見つかった化石は、長さが約11センチで新属新種に分類された。幅広い頭骨がカエルに似ている一方、脚の関節がイモリの仲間に見られる構造だった 【時事通信社】