古代生物想像図鑑 (7/38)
ミャンマーの約3700万年前の地層から顎の化石が見つかった大型草食トカゲの想像図[米ネブラスカ大提供]。このトカゲが新属新種であることを発見した米ネブラスカ大のジェーソン・ヘッド助教の希望で、学名にはロックスターのジム・モリソンの名が付けられた。 現在生息するトカゲ類の顎や歯のサイズと体の大きさの関係から推定すると、このトカゲは体長が尾を含め約1.8メートル、体重は約27キロとみられる。インドネシアに生息する世界最大のコモドオオトカゲの全長2〜3メートルに比べると小さいが、史上有数の大型トカゲという。ヘッド助教は化石の分析中、1960〜70年代の有名ロックバンド「ドアーズ」の曲をよく聴いた。ボーカルのモリソンが「リザード・キング(トカゲ王)」と呼ばれたことから、学名を「バルバトゥレックス(属)モリソニ(種)」と名付けた。属名はひげを生やした王様を意味する 【時事通信社】