サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会で、連覇を狙う1次リーグC組の日本代表(なでしこジャパン)は16日のエクアドル戦に1−0(前半1−0)で勝ち、3連勝の勝ち点9としてグループ1位で決勝トーナメントに進出した。 日本は前半5分、宮間あやの左からのクロスがゴール前にこぼれたところをエースFW大儀見優季が押し込んで先制ゴール。この1点を守り切って3連勝とした。日本は23日(日本時間24日)の決勝トーナメント1回戦でA組3位のオランダと対戦する。 日本は3試合とも1点差勝利。この日もシュート数で20−3と圧倒しながら、追加点を奪えなかった。佐々木則夫監督は「出来はもうひとつだが、勝ち点3をしっかり積み上げてくれた。もっとテンポの速い攻めをしなくてはいけない。反省点を含め、次につなげていくしかない」と1次リーグを総括。決勝ゴールの大儀見は「外からのクロスに、中で(菅沢)優衣香が(競って)つぶれてくれ、(こぼれ球を)押し込むだけだった」と得点を振り返る一方、「グループとしての連動だったり、もっと速い攻めだったり、課題が残った」と、なかなかかみ合わない攻撃面の改善点を挙げた。宮間主将は「3連勝で悪くはないが、点が取れていないので、もっと攻撃できないといけない。あと4つ勝って一番上に行きたい」と大会後半をにらんだ。 日本は1次リーグ3試合で全23選手が出場。この日はMF永里亜紗乃が途中出場し、姉の大儀見との姉妹出場を果たした。 前半5分、ゴール前のこぼれ球を大儀見が押し込んだ=カナダ・ウィニペグ(2015年06月16日) 【AFP=時事】