2023.01.17
スポーツ
【野球】「沢村栄治賞に輝いた投手」先発完投型のエース (31/49)
西本聖(巨人) 愛媛・松山商高時代は甲子園に出場ならなかった。1975年にドラフト外で巨人入団。6年目の80年に14勝(14敗)を挙げ、85年まで6年連続で2桁勝利をマーク。79年に入団した江川卓とともに巨人の両輪として一時代を築いた。81年には18勝12敗、防御率2.58、リーグ最多投球回(257回3分の2)をマークして沢村賞を受賞した。同年の日本シリーズは日本ハムと対戦して2勝を挙げ、日本一に貢献して最高殊勲選手に選ばれた。シュートに威力があり、打たせて取る投球スタイルだった。 交換トレードで中日に移籍した89年には20勝6敗で初の最多勝に輝き、最高勝率(7割6分9厘)もマークした。93年にオリックスに移籍して5勝5敗の成績を残したが、自由契約となった。通算成績は165勝128敗17セーブ。防御率3.20。写真は83年4月撮影【時事通信社】