2023.01.17 スポーツ

【野球】「沢村栄治賞に輝いた投手」先発完投型のエース (17/49)

上原浩治(巨人) 大阪・東海大仰星高から大体大を経てドラフト1位(逆指名)で1999年に巨人入り。入団初年から20勝(4敗)を挙げて最多勝、最高勝率(8割3分3厘)、最多奪三振(179)、最優秀防御率(2.09)をマークして沢村賞に輝いた。新人王やベストナイン、ゴールデングラブ賞も獲得し、自身を雑草にたとえた「雑草魂」という言葉は流行語にもなった。2002年に2度目の沢村賞。17勝(5敗)で再び最多勝、最高勝率(7割7分3厘)をマーク。投球回も初めて200回に乗せた。 テークバックが小さいため腕の出所が見づらく、フォークボールを自在に操る制球力も武器とした。09年に海外FAで大リーグに移籍し、オリオールズやレッドソックスなどで計22勝26敗95セーブをマーク。13年にはレッドソックスの抑え投手として活躍し、チームのワールドシリーズ制覇に貢献した。巨人に復帰後、19年に引退。日本での通算成績は112勝67敗33セーブ、防御率3.02。米球界では通算22勝26敗、95セーブ、防御率2.66。日米通算で100勝、100セーブ、100ホールドを達成した。写真は99年4月撮影【時事通信社】