2023.01.17 スポーツ

【野球】「沢村栄治賞に輝いた投手」先発完投型のエース (19/49)

西口文也(西武) 和歌山商高から立正大を経てドラフト3位で1995年に西武入団。3年目の97年に15勝を挙げて最多勝を獲得。最多奪三振(192)、最高勝率(7割5分)もマークし、リーグ最優秀選手(MVP)と沢村賞、ベストナイン、ゴールデングラブ賞にも輝いた。 細身ながら躍動感のあるフォームから切れのいい速球とスライダーを投じ、プロ21年間で182勝(118敗)を挙げた。「あとアウト一つ」の場面で打たれて2度のノーヒットノーラン達成を逃したほか、9回終了まで一人の走者も出さなかったにもかかわらず、打線の援護がなく完全試合を逃したこともある悲運の投手だった。2015年引退。通算防御率は3.73。写真は97年10月撮影【時事通信社】