【野球】「沢村栄治賞に輝いた投手」先発完投型のエース (14/49)
斉藤和巳(ダイエー、ソフトバンク) 南京都高からドラフト1位で1996年にダイエー(当時)に入団。プロ入り後は右肩のトラブルもあって出遅れたが、徐々に頭角を現し、2003年に才能が開花。最多勝(20勝)、最高勝率(8割7分)、最優秀防御率(2.83)をマークしてチームのリーグ優勝と日本一に貢献し、ベストナイン、沢村賞に輝いた。06年にはパ・リーグ史上初となる2度目の沢村賞を受賞。最多勝(18勝)、最高勝率(7割8分3厘)、最多投球回(201回)、最多奪三振(205)、最優秀防御率(1.75)、5完封など圧倒的な成績を収めた。 192センチの長身から気迫十分の投球を見せた。力強い速球にスライダー、緩いカーブを交え、高速のフォークボールを決め球に使うスタイルで活躍。しかしその後は右肩のトラブルに苦しみ、08年以降は登板できないまま13年に現役を退いた。通算成績は79勝23敗、防御率は3.33。写真は06年9月撮影【時事通信社】