「共喰(ぐ)い」(すばる10月号)で第146回芥川賞を受賞した田中慎弥さん。田中さんは1972年生まれ。5回目の候補で受賞した。受賞後の記者会見では、「私が(賞を)もらって当然だと思う。ここは断るのが礼儀だが、私は礼儀を知らないのでもらっといてやる」などと語り、話題になった。 受賞作は、昭和末期の海辺の地方都市が舞台。高校生の遠馬は、暴力的な性行為を好む身勝手な父を嫌悪するが、自分にも同じ性向が潜んでいるのではないかとおびえている。土地と血に絡め取られた人間の生を乾いたタッチで描いた(2012年01月17日) 【時事通信社】
2022.01.28
人物・歴史
【芥川賞・直木賞】受賞作家 (51/105)
「共喰(ぐ)い」(すばる10月号)で第146回芥川賞を受賞した田中慎弥さん。田中さんは1972年生まれ。5回目の候補で受賞した。受賞後の記者会見では、「私が(賞を)もらって当然だと思う。ここは断るのが礼儀だが、私は礼儀を知らないのでもらっといてやる」などと語り、話題になった。 受賞作は、昭和末期の海辺の地方都市が舞台。高校生の遠馬は、暴力的な性行為を好む身勝手な父を嫌悪するが、自分にも同じ性向が潜んでいるのではないかとおびえている。土地と血に絡め取られた人間の生を乾いたタッチで描いた(2012年01月17日) 【時事通信社】