第167回直木賞に決まり、記者会見する窪美澄さん=2022年7月20日、東京都千代田区【時事通信社】 候補3回目で直木賞に決まった窪美澄さん(56)は「44歳でデビューし、他の作家より残された時間が少ない」と自嘲しつつ、「賞の名に恥じないような良質な作品を次々と書きたい」と力強く語った。 小説では人々の喪失と希望を描いた。「コロナ禍で重いものを抱えて生きていかないといけない中、せめて小説では心が明るくなるものを」と思い、筆を執ったという。「小説でしか解決できない心の穴が誰しもあると思う。心に迷いがある時は近所の本屋に行って、何でも一冊読んでもらいたい」。書き手としての率直な思いを打ち明けた。
2022.01.28
人物・歴史
【芥川賞・直木賞】受賞作家 (7/105)
第167回直木賞に決まり、記者会見する窪美澄さん=2022年7月20日、東京都千代田区【時事通信社】 候補3回目で直木賞に決まった窪美澄さん(56)は「44歳でデビューし、他の作家より残された時間が少ない」と自嘲しつつ、「賞の名に恥じないような良質な作品を次々と書きたい」と力強く語った。 小説では人々の喪失と希望を描いた。「コロナ禍で重いものを抱えて生きていかないといけない中、せめて小説では心が明るくなるものを」と思い、筆を執ったという。「小説でしか解決できない心の穴が誰しもあると思う。心に迷いがある時は近所の本屋に行って、何でも一冊読んでもらいたい」。書き手としての率直な思いを打ち明けた。