第164回芥川賞に「推し、燃ゆ」が選ばれ、記者会見する宇佐見りんさん=2021年1月20日午後、東京都千代田区【時事通信社】 芥川賞に決まった宇佐見りんさん(21)は20日、黒のワンピース姿で東京都内の会見場に現れ、「胸いっぱいで、とてもうれしい」と声を弾ませた。 受賞作は、男性アイドルを全力で追い掛ける女子高校生が主人公。「自意識を描く言葉が鮮やかで、かなり吟味されている」という選考委員の評価を喜び、「最適解の言葉を探すのは苦しくも楽しい」と執筆を振り返った。 自身の「推し」は小説だという。「これがあるからやっていけるという感覚はずっとあったし、これからも変わらない。全力で書いていきたい」。芥川賞史上3番目に若い受賞者となる。「若さに振り回されず、自分の目指すものを書いていくのが賞を頂いた恩返しになる」と声に力を込めた。
2022.01.28
人物・歴史
【芥川賞・直木賞】受賞作家 (15/105)
第164回芥川賞に「推し、燃ゆ」が選ばれ、記者会見する宇佐見りんさん=2021年1月20日午後、東京都千代田区【時事通信社】 芥川賞に決まった宇佐見りんさん(21)は20日、黒のワンピース姿で東京都内の会見場に現れ、「胸いっぱいで、とてもうれしい」と声を弾ませた。 受賞作は、男性アイドルを全力で追い掛ける女子高校生が主人公。「自意識を描く言葉が鮮やかで、かなり吟味されている」という選考委員の評価を喜び、「最適解の言葉を探すのは苦しくも楽しい」と執筆を振り返った。 自身の「推し」は小説だという。「これがあるからやっていけるという感覚はずっとあったし、これからも変わらない。全力で書いていきたい」。芥川賞史上3番目に若い受賞者となる。「若さに振り回されず、自分の目指すものを書いていくのが賞を頂いた恩返しになる」と声に力を込めた。