【芥川賞・直木賞】受賞作家 (21/105)

芥川賞に選ばれ、記者会見する今村夏子さん【時事通信社】 今村さんは候補3度目で受賞。作品は、地域の人々から「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性と友達になりたいと考え、ひそかに観察する「わたし」の視点で描かれる物語だ。 選考委員の小川洋子さんは「狂気にとどまらず、それを突き抜けた先にある哀れさを描ける人」と評価し、最初の投票から過半数を占めた「文句なしの決定」だったことを明らかにした。(2019年07月17日)