第149回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が2013年7月17日、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞は藤野可織さん(33)の「爪と目」(「新潮」4月号)に、直木賞は桜木紫乃さん(48)の「ホテルローヤル」(集英社)に決まった。 「爪と目」は、3歳の「わたし」の視点から、母の死後、父と再婚した若い女の行状をつづる。身勝手な不倫、幼い子どもへの無関心…。誰もが心に持つ冷淡さが浮かび上がる。 「ホテルローヤル」は、北国の湿原を見下ろすラブホテルを舞台に、従業員や利用客らが心に負った荷物をうかがわせる、それぞれのドラマを紡いだ連作短編集だ。 写真は、直木賞に決まり、記者会見する桜木紫乃さん(東京都千代田区)(2013年07月17日) 【時事通信社】
2022.01.28
人物・歴史
【芥川賞・直木賞】受賞作家 (45/105)
第149回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が2013年7月17日、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞は藤野可織さん(33)の「爪と目」(「新潮」4月号)に、直木賞は桜木紫乃さん(48)の「ホテルローヤル」(集英社)に決まった。 「爪と目」は、3歳の「わたし」の視点から、母の死後、父と再婚した若い女の行状をつづる。身勝手な不倫、幼い子どもへの無関心…。誰もが心に持つ冷淡さが浮かび上がる。 「ホテルローヤル」は、北国の湿原を見下ろすラブホテルを舞台に、従業員や利用客らが心に負った荷物をうかがわせる、それぞれのドラマを紡いだ連作短編集だ。 写真は、直木賞に決まり、記者会見する桜木紫乃さん(東京都千代田区)(2013年07月17日) 【時事通信社】