2019.09.02 スポーツ

【男子テニス】錦織圭 (302/440)

4大大会今季第3戦、ウィンブルドン選手権・男子シングルス1回戦でバックハンドからリターンする錦織圭。第9シードの錦織は世界ランク102位のマルコ・チェッキナート(イタリア)に6−2、6−2、6−0で圧勝、わずか1時間12分で2回戦進出を決めた=英国・ウィンブルドン【AFP=時事】 わずか1時間12分での決着。前哨戦の大会で腰などを痛めた錦織が、好スタートを切った。格下のチェッキナートを寄せ付けず、「早く終わるに越したことはなく、かつ内容が良かった」と満足そうに振り返った。 第1セットの第1ゲーム。ジャンプして空中で放つショット「エア・ケイ」が決まって、いきなりブレークに成功した。「出だしからいいプレーができた」。サーブをきっちり左右に散らして4ゲームを連取。流れを完全に掌握した。 第2セットはバックハンドの精度が尻上がりに増し、リターンエースも奪った。第1サーブの成功率は72%と危なげなく連取。3セット全てで相手のサービスだった第1ゲームを奪い、先手を取る攻撃的なテニスがはまった。「うまく前に出て、プレッシャーをかけられた」と、快勝に口も滑らかだった。 ウィンブルドンでは昨年まで2年続けて棄権している。故障でコートを去る悔しさが人一倍だからこそ、序盤戦で消耗を避けることは必須の課題だった。「長く試合をしていなかったので、(腰は)問題なかった。連戦で体調はしっかり整えたい」。初戦の目標をクリアし、開幕前の不安を解消した。(ウィンブルドン時事)(2017年07月03日)